建築家のご紹介
佐々木 文彦 有限会社ササキ設計
住まい手とともに美しい木組みの世界を創出
建築家・佐々木文彦。氏の代名詞といえば「木組み」である。彼が手掛けた住まいは、一見して彼の作品だと感じられる独特の感覚がある。それが「木組み」の美しさなのだ。心地よい木目と木肌、そして香りと日差し。佐々木氏がデザインする空間は、それらすべてが美しく調和するよう設計されているのである。木の気配に包まれて憩うことができる毎日は、ことのほか日本人の心をくつろがせる。氏はそのことを心の深い場所で熟知しているのだ。
木とひと口に言っても、木材として使用される材種は数千にもおよぶ。
木肌の色も千差万別であり、それぞれ特徴がある。氏はそれをどのようにディレクションしているのか。
「住まう方々の希望を受け、形にしていくのが設計者の仕事」それが氏の言葉である。この思いこそが、住まいに住み手の生活感やセンスを吹き込んでいくのである。
つまり、施主は立派に設計者の一員であり、住空間の作り手なのだ。 同じ設計者である施主と建築家がともに学び、理解を持ち、ひとつの空間を作り上げる。その共感・共鳴こそが佐々木氏のディレクションを支えているのではないだろうか。
人を知り、木を知り、それぞれの個性が響き合う住まいを創る。 それが建築家・佐々木文彦なのだ。
略歴
- 1956年
- 宮城県石巻市生まれ
- 1978年
- 早稲田大学専門学校建築家 卒業
- 1978年
- 株式会社郷設計事務所 入社
- 1979年
- 株式会社マカンボ建築設計事務所 入社
- 1980年
- 鷲建築設計事務所 入社
- 1983年
- ササキ設計室 開業
- 1990年
- 有限会社ササキ設計 設立
- 1999年
- 杜の家づくりネットワーク設立・代表就任
受賞歴
- 2004年
- 宮城木造住宅コンクール 優秀賞「築館の家」
- 2005年
- 宮城木造住宅コンクール 優秀賞「菅谷台の家」
- 2006年
- 宮城木造住宅コンクール 特別賞「湊の家」
- 2006年
- 日本民家再生奨励賞 「花山の家」
- 2007年
- 宮城木造住宅コンクール 特別賞「岩切の家」
- 2007年
- 日本木材青壮団連合会木材活用コンクール 住宅部門賞「菅谷台の家」
- 2008年
- 宮城県木造住宅コンクール 特別賞「鶴ヶ谷の家」
- 2009年
- 日本民家再生奨励賞 「うなぎの東海亭」「福島・石川の家」
- 2010年
- 日本民家再生奨励賞 「富澤の家」
- 2013年
- 第十四回みやぎ木造住宅コンクール 特別賞「穂波の家」
- 2013年
- 第8回木の建築賞 NCN木骨構造賞「東北大学大学院環境科学研究科エコラボ」
- 2013年
- アーキテクチャーフォーフューマニティー(AFH)2013年デザインアワード 最優秀プロジェクト賞「北上‘We Are One’マーケット兼子供ハウス」
- 2014年
- 第15回みやぎ木造住宅コンクール 優良賞「旗立の家」
- 2015年
- 第16回みやぎ木造住宅コンクール 特別賞「西多賀の家」
- 2015年
- 第8回東北住宅大賞2014 「名取の家」
所属
- 有限会社ササキ設計 公式Web
- 社団法人日本建築家協会(JIA)
- 杜の上づくりネットワーク代表
- 日本インテリアプランナー協会
- NPO日本民家再生リサイクル協会
- 木の建築フォーラム
- 緑の列島ネットワーク
- 社団法人宮城県建築士会専攻建築士
- NPO石巻茗荷村建設プロジェクト